アトピーを緩和させる乳酸菌の秘密

厚生労働省が3年に1回実施している、アトピー患者の統計によると、 直近の調査では36万9千人ものアトピー患者が、いることが分かりました。

アトピーというと子供の方が多いような錯覚がありますが、実際は30歳以降に、 患者が増える傾向にあります。

考えられる原因は様々あります。

主に下記のとおりです。

・遺伝

・食生活

・生活環境

・ストレス

・アレルギー体質

などが、挙げられます。

アトピーは、免疫機能が過剰反応して起こります。

上記に起因するアトピーの中で、生活環境(ダニ・ハウスダスト)などの要因から免疫が過剰に活発化し、 原因物質が駆除されたあともいつまでも攻撃を続けているということがあります。

また、アトピー患者を調査すると、多くのアトピー患者の腸内は荒れていて、 腸壁が脆くなっていました。

衰えて、脆くなった腸壁からアレルゲンが侵入しやすくなることで、 アトピーは悪化していきます。

腸内環境が整い改善されたアトピー患者は、アトピー自体も回復する傾向にあります。

だからこそ、腸内環境を整えることが必要なのです。

ここで注目したいのが乳酸菌です。

乳酸菌は腸内環境を整えて、傷つき脆くなった腸壁を速やかに修復する作用があります。

腸壁が回復すれば、アレルゲンの侵入を防ぐ事ができます。

また、アレルギーを抑制する免疫細胞のTh1細胞を正常に機能させる事もできます。

乳酸菌の可能性は無限大です。

是非、毎日摂取したいですね。

アトピーに効果のある乳酸菌の種類

乳酸菌は、腸内善玉菌の中で主にビフィズス菌のサポート役を担います。

その数もビフィズス菌が1兆~10兆個であるのに比べて、 乳酸菌はその0.1%以下の1億~1000億個です。

腸内の主役は、ビフィズス菌だと言えます。

しかし数はビフィズス菌に遠く及ばずとも、乳酸菌の役割は大きく、 1000億個もあるのですから途方もない数です。

その中でも、アトピーやアレルギーに効果のある乳酸菌をピックアップしてみます。

乳酸菌KW3110

アレルギー反応を過剰にする、IgE抗体を増やさない効果があります。

また、免疫細胞のTh1細胞とTh2細胞のバランスを保つのに良い効果を与えます。

結果アレルギー症状全般に緩和していくことになります。

この乳酸菌を発見したのは、キリンです。

キリンが昭和女子大学大学院生活機構研究科との共同で見つけ出しました。

マウス実験によると、アトピーの症状緩和と共に花粉症の症状緩和も確認されました。

高いアレルギー抑制成分を有していますので、是非食生活に取り入れたいですね。

小岩井KW乳酸菌ヨーグルトや、乳酸菌サプリヤクルトノアレに含まれています。

L-92乳酸菌

アトピーの子供に対して、L-92乳酸菌の食品を数ヶ月摂取させたところ、 アトピー改善の症状がみられました。

L-92乳酸菌は、カルピス社が開発した乳酸菌です。

L-92乳酸菌は、Th1細胞を活性化させる働きを持ちます。

腸管にある免疫細胞を刺激することで、アレルギー症状を抑えます。

生きたまま腸に届く事でも、期待が高まります。

開発したカルピスから発売されている、アレルケアというサプリが人気です。

アレルケアはカルピスオンラインショップにて購入できます。

乳酸菌をいつ摂取すると一番効果があるのか

乳酸菌をより、効果的に腸まで運ぶにはコツがあります。

闇雲に摂取しても、効果を感じられないことでしょう。

乳酸菌の特性を見極めながら、摂取にひと工夫してみましょう。

食後が良い

乳酸菌は、胃酸に弱く死滅しやすいのが弱点です。

中には生きたまま腸まで届く乳酸菌もありますが、そうでない乳酸菌の方が多いので、 空腹時などに乳酸菌を摂取するのはやめましょう。

お腹が空っぽだと、胃酸が多くなっています。

食後であれば胃酸が減っていますから、腸に届く割合も多くなります。

抗生物質とは一緒に飲まない

風邪や諸々の病に抗生物質はなくてはならないものです。

しかし、抗生物質は体内のばい菌のみならず、善玉菌をも殺してしまいます。

抗生物質を飲んでいる時に、一緒に乳酸菌を摂取しても意味がありません。

ですが、抗生物質の効果の弱まる6時間後位に飲むのは寧ろ歓迎されます。

抗生物質によって激減した腸内の乳酸菌を増やすためには抗生物質を飲んだあと6時間後には、 是非乳酸菌を摂取して欲しいと思います。

ヨーグルトを食べる時間の調査結果

他にも朝摂取するのが良いか、夜摂取するのが良いか、そのへんを明確にしたいところですね。

ダノンジャパンのアンケート調査によると、 一般的に乳酸菌の含まれたヨーグルトを食べる時間は上位から、 下記の通りの結果になりました。

朝64.8%、夜19%、昼8.3%、間食7.9%

圧倒的に、朝に乳酸菌を含むヨーグルトを食べる人が多いのがわかります。

乳酸菌自体は時間に関係なく、食後であれば良いとの事なので、 朝昼晩の食事の後なら効果が期待あります。

間食の場合は、ヨーグルト単体がおやつの場合、意味がないかもしれません。

しかし、間食が食事の後直ぐであれば、意味としては食後の摂取になるので、 効果は高いはずです。

効率よく乳酸菌を腸まで届けて、アトピーを治したいものですね。

アトピー改善の鍵は腸内環境の健康具合

アトピー患者の腸は荒れています。

日頃から、便秘などの症状がないか自己点検しましょう。

便秘だと、瞬く間に腸内が悪玉菌の巣窟になります。

便秘の便から排出される有害物質が、腸壁を攻撃してボロボロになってしまうのです。

もしアトピーの症状がひどくなったら、便秘を治す事に力を削ぎましょう。

便秘を治せば、必ずそのあとにアトピーも治って行きます。

乳酸菌は生きたまま腸に届くタイプを探して、毎日飲みましょう。

例えば整腸剤のビオフェルミンも、生きたまま腸に届く乳酸菌です。

腸とアトピーを切り離して考えずに、一緒の問題なのだという認識が、 アトピー改善につながります。

大抵の乳酸菌は胃酸に弱いものだとの認識も大切です。

だからこそ、毎日より多くの乳酸菌飲料や、乳酸菌固形物、 乳酸菌サプリを摂取したいものです。

多く摂取しても目立った副作用はないので、安心して生活に取り入れ、 健康生活を不動のものにしたいですね。

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